自助グループに参加してきました

今日は、「ギャンブル依存症問題を考える会」で、月1回行われている自助グループに参加してきました。

「12ステッププログラム」は、とても有意義なプログラムです。

「12ステップ・プログラム（Twelve-step program）」は、様々な嗜癖（アディクション）や、強迫性障害、多数の行動問題からの回復のための、ガイドライン方針のリストです。

これは、「アルコホーリクス・アノニマス（AA）」による1939年の著書、「Alcoholics Anonymous: The Story of How More Than One Hundred Men Have Recovered from Alcoholism（通称ビッグ・ブック）」において、アルコール依存症からの回復手法として示されました。現在では、さまざまな組織がAAのこの手法を取り入れています。

アメリカ心理学会は、このプロセスを以下のように要約しています。

◯自身のアルコール依存、嗜癖、強迫性障害をセルフコントロールできないことを認めた。◯自身には、ハイヤーパワーが与えられていることを認めた。
◯スポンサー（経験豊富なメンバー）の助けを借りて、過去の過ちを見直した。
◯それらの過ちを修正しようとした。
◯新しい行動規範を持ち、新しい人生を学んだ。
◯同じようなアルコール依存、嗜癖、強迫性障害を持つ人々を助けようとした。

12ステッププログラムは、下記のステップから成り立っています。

私たちはアルコール（薬物）に対して無力であることを自覚した－自分自身の生活がコントロール不能である。
偉大なパワーが、私たちを正気に戻してくれると考えるようになった。
私たちの意思と生活について、自分で理解している神の行いにゆだねると決めた。
恐れずに自分自身のモラルを深掘りし、その一覧を作った。
神に対し、自分自身に対し、他の人々に対し、自分自身の欠点の正確な気質を受け入れた。
これらの気質的な欠点を、すべて神に取り除いてもらうことを受け入れた。
自分の欠点を取り除いてくださいと、謙虚に神に求めつづけた。
私が迷惑をかけた人々のリストを作り、彼ら全員に償いをすることをいとわなくなった。
その人々に対し、彼らを傷つけない限り、機会があった際に可能な限り、直接的な償いを行なった。
自分自身の気質について、その一覧を継続的に把握し続け、過ちがあればすぐにそれを認めた。
祈りと瞑想を通して神との意識的接触を深め、私たちへの神の意志と、それを実現しようとする神の力を知ろうとし、これらだけを祈りにより求めた。
これらのステップの結果、私たちはスピリチュアルに目覚め、このメッセージをアルコホーリックに伝え、さらにこの原理を私たちのあらゆる場面で実践しようとした。

アルコール依存症・薬物依存症などでは、アレルギーのような身体反応が形成されているため、それによってさらに物質を強迫的に使用することになります。

これはアルコールや薬物乱用に限らず、強迫的ホーディング、注意散漫、摂食障害、機能不全イネーブリング、多動性、軽躁、不眠症、神経過敏、モチベーション不足、怠惰、躁病、パニック発作、心身症、衝動制御障害、先延ばし、自傷行為、自殺試行などにおいても確認されます。

私自身、毎月「12ステッププログラム」に参加し続けていますが、毎回、自分自身の人生について発見があります。
「12ステッププログラム」では、まず自分自身が、薬物問題に無力であることを受け入れることからはじまります。
次に「ハイヤーパワー」と言いますが、「自分よりも大きな偉大な存在・エネルギー」が自分を回復に導いてくれることを信じます。
その上で、自分の経験や体験したことを仲間たちの前で、素直に話していきます。このようなプロセスが薬物依存症からの回復には欠かせません。

アルコール依存症や薬物依存症でお困りの方は、「12ステッププログラム」を取り入れている「自助グループ」に参加してみてはいかがでしょうか？

そして、アルコール依存症や薬物依存症でお困りの方や、そのご家族は、ぜひ私の方まで、相談して下さい。

まずは、お気軽にご相談下さい！