今すぐにでも仕事をやめたいけど、家のローンに子供の教育費で身動きが取れない

職場を辞めてしまいたいとのこと、痛いほどお気持ちが伝わってきます。

そもそも、今回鬱になってしまったきっかけは何でしょうか？それを教えて頂けると、今後の参考になります。

教科書的な対応としては、鬱で休職した場合、そこから回復したら現職復帰が基本になります。しかし、それは一般的に、元の職場の方が「ストレスが少ない」と考えられているからです。しかし、元の職場が鬱の原因であった場合は、話は変わってきます。

特に今回のように、復職しても鬱での休職に対して理解が得られないだけでなく、陰湿ないじめに遭っているのであれば、鬱が再発してしまいます。

可能であれば配置転換などで、その先輩の先生から離れられれば良いのですが、それは難しいでしょうか？

私自身、鬱になって職場を辞めざるを得なかった経験があります。経済的に困窮していたにも関わらず辞めざるを得なかったので、元妻や子どもたちに大きな負担をかけ、その結果、元妻は子どもたちを連れて、どこかに行ってしまいました。そのことは、今になっても、悔やんでも悔やみきれません。

家のローンがあり、これから進学を控えた娘さんがお２人もいらっしゃるとのこと、相当なプレッシャーだと思います。それにも関わらず、仕事を辞めたくても辞められないというのは、本当に辛いことです。

休職期間中、傷病手当金は受給していましたか？もし、傷病手当金の受給期間が残っているのであれば、再度休職して、仕切り直しても良いと思います。

職場の先輩が鬱の原因だった場合は、その人から離れることが最善の策になるので、失業手当をもらった上で、別の学校への転職活動も視野に入れると良いでしょう。

今のご年齢から、全く別の職種に就くとなると、金銭面だけでなく、精神的にも肉体的にもキツいと思いますので、教職を続けられた方がベターだと思います。

偽りの自分を演じることなく、あなたが「ありのままの自分」でいられるような職場が理想的です。

また、鬱での休職に対して、奥様はどのようにお考えでしょうか？休職中は、あなたのことを支えてくれていましたか？もし、あなたの気持ちを理解してくれているならば、「学校を辞めたいという」気持ちも素直に打ち明けてみてはいかがでしょうか？理解のある奥様なら、あなたの辛い気持ちを分かってくれるはずです。

私自身、あなたと同じように、「家族のために、自分が何とかしなくてはいけない」と思い詰めた時期がありました。その結果、鬱を悪化させてしまい、さらには脱法ドラッグにまで手を出してしまった過去があります。

家族の良いところは、支え合うことができるという点です。たとえ、収入が逼迫しても、家族で協力すれば、何か解決の糸口が見つかるかもしれません。家族内で良いコミュニケーションがとれれば、今の事態が改善する可能性があります。そのためには、まず奥様と、しっかりコミュニケーションをとる必要があるでしょう。

 

今後、奥様の理解が得られれば、転職活動もできると思いますし、お子さんたちのために、あなたのことを応援してくれるはずです。まずは、奥様とじっくり話し合う時間を設けてみることが大切だと考えます。参考になれば幸いです。

Dr.TAKAより

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